おっちゃんねるの新年会
『おっちゃんねる』は最近出来たばかりの匿名掲示板である。
『はてな匿名ダイアリー』通称『増田』で宣伝が投稿され、バズって一気に利用者が増え現在に至る。
設立翌年の新年、利用者有志による『第一回おっちゃんねる新年会』が開催されようとしていた。
「今年も色々ありましたね」
「そういや、越智さん来るんですかね? 越智さんの女装姿が可愛くて…」
「あー、あの人ね……、来ないんじゃない?」
「でも、一応聞いてみますか」
「そうだね」
そして、『第一回おっちゃんねる新年会』当日を迎えたのであった。
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「皆さんお集まり頂きありがとうございます!」
「今日は皆んなに重大発表があるよ!」
「それは何と!
『おっちゃんねる』がついに10万PVを突破しました!!」
「パチパチー」
「えっ!? 10万!?」
「凄いですね!」
「これもひとえに、応援して下さった方々のおかげです!」
「そこで、記念として何かやりたいと思います!」「どうしようかなぁ〜」
「やっぱりここはあれだよね!」
「うんうん」
「「「「「「「「「「「王様ゲーム!!!」」」」」」」」」」」
「それでは、ルール説明です! 全員でクジ引いて『王様』を引いた人は30分間目を付けた誰かを言いなりに出来ます」
「『王様』の命令には絶対服従ですよ〜♪」
「『王様』の命令は…….?」
「『王様』の命令は…….?」
「「ぜ・た・い・で・す!!!」」
「じゃあ、早速始めましょう!」こうして『第一回おっちゃんねる新年会』が始まった。
「はい! これ番号書いた割り箸ね」
「一本だけ赤塗ってあるから気をつけて下さいね〜」
「よし、引いたな?」
「じゃあ、行くぞぉー!」「せぇーの!!」
一斉にくじを引く一同。
「俺は3番だな」
「私は2番だったわ」
「僕は4番だよ」
「私1番だ」
「僕5番です!」
「俺6番」「私が7番だね」
「はい、じゃあ王様誰ですか?」
「俺だ!」
「おめでとうございます!」
「命令は何ですか?」
「うむ、そうだな……」
少し考え込む様子を見せる男。
そして、男は言った。
「では、『エロ画像を貼れ!』」
その瞬間、会場が静まり返る。
「えっと、それはどういう意味でしょう?」
恐る恐る聞く男性。
「そのままの意味だが?」
「くっ……分かりました」
悔しそうな表情を浮かべながらスマホを操作する男性。
そして、画面に表示されたのは……。
「これでいいですか?」
「うむ、上出来だ」
そこには、一枚の裸体の女性の写真が表示されていた。
「はい、次の方どうぞ」そして、次々と王様が交代していく。
「次は俺だ!」
「命令は何ですか?」
「うむ、そうだな……」
またもや考える素振りを見せ、男は言った。
「では、『パンツの色を教えろ』」
「えっ!?」
「おい!そんな事まで言わせるのかよ!?」
「当たり前だろう? それが王様の命令だからな」
ニヤリと笑みを浮かべて言う男。
「ぐぬぬ…….」
渋々答える男性達。
「白です……」
「水色です……」「ベージュです……」
「黒です……」
「グレーです……」
「青です……」
「紺色です……」
「ピンクです……」
「紫です……」
「緑です……」
「茶色です……」
「黄色です……」
「オレンジです……」「赤色です……」
「紫色です……」
「桃色です……」
「青色です……」
「白色です……」
「黒色です……」
「銀色です……」
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「はい! 終了〜!!」
「もうちょっと見たかったけどね〜」
「でも、まぁ満足したかな」
「皆んなお疲れ様!」
「じゃあ、次行こっか!」
「「賛成!!」」
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「じゃあ、今度はこれやってみようか!」
「『おっちゃんねる』らしく『おっぱいマウスパッド』作りたいと思います!」
「皆んな好きなキャラの胸の部分を切り取ってください!」
「おっ! 越智さん来たんですね!?」
「はい! 今日はよろしくお願いします!」
「早速切り取りましょう!」
そして、作業を始める一同。
「はい、出来たよ〜」
「おおっ!! 早いですね!」
「じゃあ、発表しまーす!!」
「まずは……
『おっちゃんねる』の『おっちゃんねる』による『おっちゃんねる』のためのスレッド、略して『おっちゃんねる』!!!! 」
「「「「「イェェエエーイ!!」」」」」「続いては〜
『おっぱいマウスパッド』だぁあああ!!!」
「「イェーイ!!」」
「では、行きます!!」
「最初はこの人!!」
『おっちゃんねる』の『おっちゃんねる』による『おっちゃんねる』のためのスレッド、略して『おっちゃんねる』!!
「はい! 拍手!」
パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ!!!
「はい! ありがとうございます!」
「じゃあ、紹介しましょう!!」
「『おっちゃんねる』の『おっちゃんねる』による『おっちゃんねる』のためのスレッド、略して『おっちゃんねる』!!」
「「イェェエエーイ!!」」「そして、今回作って下さったのはこの方!!」
「はい! 越智絵里奈さんです!!」
「どうも〜」
ペコリとお辞儀をする越智。
ちなみに女装してるので、名前や口調が女性らしくなっている。
「じゃあ、早速いきましょう!」
「越智さんのオススメは誰ですか?」
「そうねぇ、やっぱり『アキバくん』かしら?」
「ほうほう、じゃあ早速切り取ってみましょう!」
そして、作業をする男性陣。
「はい、出来ました〜」
「おぉーっ!!!」
「これは凄いな…….」
そこには、1人の男性が描かれていた。
「はい、次は誰が行く?」
「俺、行っていい?」
「いいですよ〜、頑張って下さいね!」
「よし! 頑張るぞ!」
「じゃあ、始めます!」
「おっちゃんねるの『おっちゃんねる』による『おっちゃんねる』のためのスレッド、略して『おっちゃんねる』!!」
「「イェェエエーイ!!」」
「今回は、なんとゲストが来てくださっております!」「越智絵里奈さんです!」
「どうも〜(おいおい、二回目だぞ…)」
「越智さんには、『おっちゃんねる』の魅力について語って頂きました!」
「では、越智さんから一言!」
「えっと…、私が初めて『おっちゃんねる』を見たのは『はてな匿名ダイアリー』のエントリーなんですけど、女装趣味の私を受け入れ…思い出した! 一回目のオフ会!」
「…あー、相手に迫られたかと思ったら謎に引かれたってアレね」
「あの甲斐性なしのせいで興を削がれたんですよね…しくしく」
「おい、絵里奈ちゃん泣かせた甲斐性なし出て来いや!」
男共がいきり立つ。
「まぁまぁ、落ち着いてください。色々ありましたが『おっちゃんねる』良い所だと思います。これからもよろしくネ❤️」
宥める越智。
「それでは、続きましては……」
■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □
「はい! 終了〜!!」
「ちょっと、もう終わり??」
「もっと見たかった〜」
「でも、まぁ満足したかな」
「皆んなお疲れ様!」
「じゃあ、次行こっか!」
「「賛成!!」」
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公開 最終更新: 2022-01-05 09:34:07 PM